アラフォーダイエット&妊活日記

ダイエットしてましたが妊活のため休止中です。

酷い押し売り~マルチ商法③~

高校時代、一番仲の良かった友人から4年ぶりくらいに連絡をうけ、私に幸せになってほしいと話を持ち掛けられ、3Kなメンズを紹介されるのかと思いきや、ティエンズ(TIENS)という謎の中国の化粧品会社を熱心に紹介された挙句、真の目的はマルチ商法の勧誘だったという話。

 

とりあえず今回は説明会(?)だけで、会員になるのはまた考えといてってことで、ようやくファミレスを後にしました。

疲れた・・・・・・・。

 

とりあえず次回会うのは、ティエンズ主催の、芸能人にもメイクをしたことがあるメーキャップアーティストを招待したメイクイベントとやら。

 

イベントはホテルの会場らしい。お金かかってんなぁ。

 

当日、到着すると友人は受付をしておりました。

 

友人「待ってたよー!」

太いおばさん(以後、デブ)「ようこそー!うわー、すごい美人さんだねー!!」

見知らぬ太いおばさんに急に褒められる。初対面で面と向かってハイテンションで褒めてくる輩にまともな人はいないというのは当時22歳の私でも分かる。私をそのへんのアホと一緒にするな。

どうやらこのデブが友人の上司(?)に当たる人っぽい。友人のほかに我々と同世代の取り巻きがいっぱいいる。

 

デブ、ティエンズの新商品を取り巻きに紹介する。

 

デブ「このグロス、ダイヤが入ってるのよー♪」

取り巻き達&友人「え~ダイヤって!!素敵ぃ~~!!」

 

気持ち悪www何この空間wwwというかダイヤ入りとか、ソニプラ(現:プラザ)とかのバラエティショップでちょいちょい見るよwwww珍しくもなんともないwwwwきっしょwwww

友人も受付もうやめていいのかよwww(どうやら受付は終わったらしいです。)

 

イベント開始までもう少し時間があるので、その間にティエンズ商品を色々触らせられました。

 

友人「このパウダーはね、ウォータープルーフがすごいの。見て見て、水滴がこんなにコロコロするの!」

 

粉を振った手に水滴をのせてコロコロさせる演出。ありきたり。

 

友人「このオイルはね、カテキンなの!抗酸化力が凄いの。」

私「何のオイル?」

友人「ん?カテキン。」

私「いや、カテキンは油じゃないでしょう。カテキンを溶かしている油は何?」

友人「これはカテキンだよ」

話にならない・・・。

 

友人「ところで〇〇さん(デブ)のマフラー見た?ヴィトンの。あれ、パーティーのビンゴで当たったらしいよー!!」

私「そう・・・。」

 

会場についたならマフラー外せよ。ヴィトン自慢がしたかったのかな?下品極まりない。

あれに憧れる友人も友人だよ。もうこの空間全てが気持ち悪い。

 

イベント開始時間になりました。デブの上司的な人がやってきました。(以後、ハゲ)

ハゲは金無垢のロレックスをつけておりました。

 

イベントではメーキャップアーティストとやらが3人ほどいました。

メーキャップアーティスト(以後、メイク)「今日はどんな感じにしますか?」

私「小悪魔アゲハみたいな感じでお願いします」

メイク「えーと・・・」

私「キャバ嬢みたいな感じです。派手にしてください。」

メイク「わかりました」

 

私の顔つきはキャバ嬢っぽい感じにならんのです。別になる気もないけど。どうせプロに頼むなら普段しないメイクをしてみたいなと。

 

使われる化粧品はティエンズのものだけです。そりゃそうか。

ファンデーションの前にオイルを塗りたくられます。あのカテキンのオイルです。ベッタベタに塗られます。化粧水の勢いで塗られます。オイルの使用量じゃないよね。

 

メイク「このオイルはねー、良いんですよー。」

 

何が?w

 

そしてファンデーションをグリグリ塗られます。

こんな厚塗りファンデは初めてです。

 

そしてポイントメイク。さぁ私の顔つきをどうやって派手にする?

アイシャドウをグリグリ。つけまつげをつける。古臭いヌーディーなベージュの口紅。

仕上がったのは天童よしみでした。

 

濃くすることと派手にすることは違うってわからない?本当にプロですか?

これは濃いだけ。華やかさのかけらもない。というか死ぬほど似合ってない。ありえない芋っぽさ。いますぐクレンジングしたい。

 

友人「うわーすごーい!全然違う!!」

そりゃ違うだろうよ。恥ずかしい。

デブ「綺麗になったねー!!」

てめぇは黙ってろ。

 

イベントが終わり、友人に送ってもらいます。

 

車の中で、言われました。

 

友人「・・・・浅葱さあ、ぶっちゃけ会員になる気ないよね」

 

怖・・・何この人・・・元友人。

 

私「え?ああ、そうだね・・・」

 

元友人「販売とかいいからさぁー、会員になるだけなってよ!私を助けると思ってさ!!」

 

私「えー、まぁ、いいけど・・・」

 

嘘。本当は嫌だ。絶対関わりたくない。あんな組織に個人情報を与えたくない。しかも会員になるためには口座番号も教えるんだよ?

私が会員になったら多分あなたの会員ステータスが上がるんですよね。

それが私に何のメリットがあるの?住所や口座番号を登録させてまですること?

怖すぎるんですが。

 

私「あー・・・でもごめん、キャッシュカードなくしてて口座番号わかんないや。家にあると思うけど、どこに置いたかなぁ。探さないとわかんないかも。」

 

我ながら酷い嘘w

 

元友人「まじかwどうやったらなくすのwwでもそれならいいや。わざわざ探させるのも悪いし。」

 

そうしてようやく解放されました。

帰ってすぐにクレンジング。

しかしクレンジング前に母に顔を見られました。

 

母「あんたその顔どしたん?w」

 

まぁ、そんな反応になるよね。こんな酷いメイク。

 

そして数年後、機会があって元友人と再会することになりました。正直怖い。洗脳が解けてるといいけど。

風のうわさで聞いたけど、元友人は私だけでなく連絡先を知っている人に片っ端から連絡していたそうです。

 

ちなみにグランドオープンとやらは結局ありませんでしたwwww

 

あのデブやハゲはどうなったのだろう。

そもそもあのメーキャップアーティストとやらも、本当にメーキャップアーティストだったのだろうか?

 

 

私「ところでティエンズはどうなったの?w」

元友人「あー辞めたよ」

 

無かったことにされました。あっさりした終わり方ですが私の中ではずっとモヤモヤが残り続けます。

 

ただ、マルチに遭った話はほかの人にすると結構ウケます。その点だけ、ありがとう、元友人。